とりあえず半生で

事実と思考のごったまぜ

夏とおっさんと僕

社内の一部でインターネッツが使えないということで急遽駆りだされた自分が目にしたものは、謎の机、ダンボールの山にあるという噂の伝説の島ハブが息絶えた姿だった。

電源コードが抜けていたんですね。

 

ダンボールどかして机どかして、電源コードを挿すだけの簡単なお仕事の筈だった。

 

机をどかした刹那、飛び込んできたのは夏の風物詩、呂布

 

僕「あ、ゴキブリです。」

 

「ひえー」「ぎえぴー」「きゃんきゃん」とみんな大騒ぎ。

ゴキはどっか行っちゃったのでとりあえず電源さして復旧確認してた。

 

現場の中年おっさん「いやぁ、どったんばったん大変ですよね。」

僕「大騒ぎですね。」

 

おっさん「!!」

 

僕「!!」

 

おっさん「けものフレンズ…」

 

消え入るようなその声を僕は聞き逃さなかった。

でも、それ以上の言葉は僕らには必要なかった。

 

そして、僕は逃げ出した呂布を倒さなくてはならなかったので

その場を後にした。

 

踏んづけてやったわ。

 

おっさんとはあれから喋っていない。

 

(現場のお姉さん方には英雄扱いされた。)